裏うぉっちング!!!

理屈っぽいです

最近読んだ本(投資、事件、お笑い、思想など)

GWは読書の季節・・・ということで、2019年に読んで印象深かった本を簡単にまとめてみる。相変わらずジャンルはバラバラで、GW中は仕事に全く関係ない小説とか古典とか読んでみたい。

 

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学(cis)

 

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

 

 有名トレーダーcisさんの投資哲学本。この本を読んで投資の参考にするというよりは、「230億円稼いだ人の自伝」として楽しめばよいのかなと思う。ポーカー好きとして知られていて、アキバにプロデューサー兼オーナーとしてカジノクエストという店舗も構えていたりする。

結婚相手を2ちゃんねるで募集したり(そして結婚)、ソシャゲに9000万円課金したりと、普通ではなかなか体験できない半生が綴られていて、こんな人生もあるのだなぁという読み物として楽しめた。トレーダーは1日中パソコンの前にいないといけないイメージだったが、cisさんの場合はもう午前中だけとか、体力面などを考えて時間を決めているのだとか。やっぱ、ずっと画面にかじりついてるのはつらいよなぁ。

 

ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

 ダイヤモンド社の編集者による、IT立国エストニアの取材記。孫泰蔵氏の会社も協力しており、電子政府化が進むエストニアで何が起きているのかを丹念に取材している。言語の壁もある中で、エストニアという国の文化や歴史的背景も踏まえた上でテクノロジー事情について網羅的にまとめていてすごいなと思った。エストニアのIT事情がよくわかる本。

クズころがし

クズころがし

クズころがし

 

 

 ドランクドラゴン鈴木拓氏の処世術本。クサり芸のイメージを残しつつも、人との付き合い方や世渡り方法についてごく真面目に書かれていて説得力もある。はねトビでゴールデンに出ていた時や、一人で売れていく相方を見ているときに何を考えていたかなども赤裸々に綴られている。どこか達観しているようで、別にあきらめているわけでもない感じで、淡々とした文章。人に言われたことを真正面から受け止めないとか、そういうことが具体例とともに書いてある。

人付き合いに悩んでる人とか、いま置かれている環境に納得できない人とかにおすすめです。

 

世にも奇妙なニッポンのお笑い

 オーストラリア出身のお笑い芸人チャド・マレーン氏の自伝的な内容。なぜ日本のお笑いに興味を持ったのか、日本と外国でお笑い観はどう違うか、映画の翻訳の仕事などを通して感じたことなど、チャド氏ならではの視点で語られていて面白い。アメリカで漫才をするときの字幕や演出をどうアレンジするかとか、すごく大変なんだなぁと。

消された一家 北九州・連続監禁殺人事件

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―(新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―(新潮文庫)

 

 ウシジマくんの「洗脳くん」の元ネタでもある一家連続殺人事件。監禁中は食事排泄制限や通電による虐待などが行われ、こんなに凄惨な事件が起こりうるのかと驚かされる。当時はまだDVなどの概念があまり浸透しておらず、著者が裁判関係者にDVに関する資料を提出したことで裁判の方向性も変わっていく。

ウシジマくんを見ながら、なぜ外出を許されているのにそのまま警察なりに逃げないのだろうと不思議だったが、肉体的にも精神的にも支配されると、そもそも逃げるという発想にならないようだ。読むだけでかなり体力がいる一冊だった。

 

小休止のすすめ

 芸能活動を休止していた期間があるヒロミさんと、サイバーエージェント藤田社長のコラム。ヒロミさんがいろんなお題でコラムを書き、それに対して藤田社長がコラムで応答する構成。ヒロミさんは若手IT社長と遊び仲間らしく、そういうプライベートな裏話も面白かったり。長く最前線で続けていくためには小休止が必要というテーマだけど、二人とも全然休んでいないのでは疑惑も。

 

ゆるく考える

ゆるく考える

ゆるく考える

 

 批評家で思想家で小説家である東浩紀氏による過去のエッセイ集。時系列ではなく、身近な話題を扱った最近のコラムに始まり、ゼロアカや思想地図などゼロ年代批評の話など、いろんな顔を持つ著者の仕事を”ゆるく”振り返れる内容になっている。ゼロ年代のネット・IT論はいま読んでも十分通じるものだと思う。