裏うぉっちング!!!

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高校の先生に「あほかしこ」になれと言われた話

「お前らは、あほかしこになれよ」

 

高校の部活の顧問は数学教師だった。

田舎だったので、生徒と教師の距離は近い。すでに高校生だったが、人格形成にも影響を与えるくらい、親子のようにいろいろなことを話してくれた。

 

突拍子もないことを言うことも多かったが、数学教師なので部活の指導も論理的に説明する。運動部なので根性論で話す先生も多かったが、この人は情も大事にしつつロジカルだった。小さい頃から教師嫌いだったが、この人の話は大体腹落ちしていたように思う。

 

田舎の進学校だったので、地頭の良い人が多かった。そこで、冒頭の台詞である。

先生いわく、世の中の人間は「かしこかしこ」「あほかしこ」「かしこあほ」「あほあほ」の4種に分けられるらしい。

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「賢い」と「あほ」の組み合わせによる4象限。

・かしこかしこ…賢そうに振る舞う賢いやつ(嫌な奴)

・あほかしこ…アホなふりして実は賢い(目指すべき所)
・かしこあほ…賢いふりしてアホ(タチが悪い)
・あほあほ…ただのアホ
ということらしい。

「うちの生徒はかしこかしこが多すぎる。社会に出て損するぞ」と言われた。あほあほについては、「ただのアホじゃ!」とめちゃくちゃ笑っていた。でも、あほあほよりかしこあほの方がタチが悪いらしい。

 

あほかしこは、「能ある鷹は爪を隠す」とか「人は見た目で判断してはいけない」みたいなことらしい。でも何であほかしこを目指すのか理由を聞いたら「その方がかっこいいから」みたいな回答だった気もする。

 

こういう面白いことを言う先生の話はよく覚えているが、高校・大学以外の先生との会話の記憶がほとんどない。小学校高学年で田舎に引っ越してから、中学までまともに学校に行ってなかったからだ。定時に登校した記憶がほとんどないし、教室にもあまりいなかった気もする。高校も、部活と勉強はしていたが遅刻癖は治らずで、よく今毎日会社に行っているなと思う。

 

学校に行かずに何をしていたかと言うと、山に登っていた。普通に朝、家を出て、学校へ行かずに山に登った。山の途中に開けた土地があって、ベンチに座って勉強したりしていた。

 

水を汲みにきた工事現場のおじさんと、

「何してんだ?」
「勉強してます」

「学校は?」

「行っても意味ないんで」

「俺も昔は学校よくサボってたけど、学校は行った方がいいぞ」

という会話をして、昼過ぎに学校に行ったら、そのあとめちゃくちゃ怒られた。

 

また後日、学校へ行かずに別の公園で英語の勉強をしていたら、そのあとめちゃくちゃ怒られた。中学はほんとに退屈だった。何より理不尽な体罰教師がいたのが辛かった。

 

なんてことを、ペルソナ5をしながら思い出したのだった。

 

ペルソナ5 - PS4

ペルソナ5 - PS4

 

 ペルソナ5の最初のボスは、体罰セクハラの体育教師・鴨志田。学校を自分の城だと思っている彼の欲望を具現化したダンジョン「カモシダ・パレス」で、彼の宝物(を具現化したもの)である王冠を盗み、彼を改心させるのが、主人公たち怪盗団の最初の仕事だ。

 

班目はかしこかしこだ。才能あるバレーボールの選手でもあり、とにかく威張りちらす。でも人望はない。

人は賢く見られたい生き物だと思う。でも、あほかしこの方が長い目でいいらしい。アホガールというアニメがあった。あれはただのあほだった。