読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

裏うぉっちング!!!

オタク、サブカルなどの理屈っぽい話はこちらで。

エアガイツは格ゲー初心者の救世主になるか?

今やゲーセンは、家族やカップルでにぎわう明るくキレイな場所になってきたけど、それはあくまで体感ゲームやプライズコーナーでの一幕だったりする。

 

一方、ビデオゲームは年々高度化・複雑化が進んで新規ユーザーのハードルが高くなり、実質一見さんお断りのような状態になっている。

 

「操作が難しい」「システムが複雑」「先行者優位で後から始める気にならない」などの理由で敬遠され、「たまには格ゲーでもやってみるか」なんて気軽な気持ちでゲーセンを訪れても、ガチ勢に乱入されてボコボコにされては心が折れても仕方がない。

 

「俺はなぁ、波動拳とかも出せた試しがないんだよ!」みたいな人でもきっと楽しめる、初心者にオススメの格ゲーが「エアガイツ」だ。

 
f:id:atpage:20160904193932j:image

「聞いたことねーよ」という人が大半だと思うので、軽く説明すると、1998年にアーケード版と家庭版として登場した3D格闘で、クラウド、ティファなどFF7のキャラが使えるのが大きな特徴だ。クラウドで戦えるのなんて、 スマブラエアガイツくらいなので、FFファンなら間違いなく楽しめるだろう。

エアガイツ

エアガイツ

 

 

初心者にエアガイツがオススメな理由

  • 操作が簡単、先行者優位になりにくい独自システム

ストリートファイターKOFみたいに、シビアなレバー入力をする必要がほとんどなく、鉄拳のようにボタンを連打したり、同時押ししたりするだけで簡単にそれなりの技が出てくる。

 

波動拳出ねぇ!昇龍拳ってどうやんだよ!みたいなストレスからは少し解放され、テキトーにガチャガチャやってても、最初のうちはそれで十分。

 

そして、ガードボタンや必殺技ボタンの存在、インタラプトという独特なカウンター、360度縦横無尽に駆け回れ、障害物すら利用可能な自由度の高いステージなど、他の格ゲーとシステムが大きく異なるので、先行者優位になりにくい。最近の格ゲーにありがちな複雑な操作システムはほとんどなく、どちらかといえばタイミング良くボタンを押す「目押し」の技術の方が大事だったりする。

 

初心者にはわかりやすさを。既存の格ゲーマーには新しさを。どちらの層にも「新しいことを覚える楽しさ」を提供できるというのはすごいことだと思う。

 

そもそも昔のゲームなので、ユーザーの母数も少なく、「エアガイツが初めての格ゲーです」「最近エアガイツを知って触り始めました」という人も少なくない。というか、ほとんどの人はそうだったりする。なので、激戦区な他のゲームと比べて、みんなが同じレベルからスタートしており、誰でもトップを狙える可能性を秘めている(上を目指したい人にもオススメ)。

 

ということで、トップを狙いたい人も含め、単に初めての格ゲーを楽しみたいという人にもオススメなのだ。

 

これは物理的な制約があるのだけど、大昔のゲームにもかかわらず、今でも特定のゲーセンに行くとエアガイツをプレイできる環境がある。常設している場所は少ないが、高田馬場のミカドなんかは無料対戦会(不定期ですが10/29開催予定)や超人五輪大会などでエアガイツに触れる機会がある。エアガイツを楽しめるスポットは関西にもあったりする。

 

 一人家の中でPSアーカイブからエアガイツをダウンロードするのも有りなのだが、このゲームの楽しさや奥深さは対人戦にあると思うので、その環境が近くにあるなら思い切ってゲーセンに足を踏み入れると良いと思う。ゲームを知らなくても、上級者同士の対戦は見ているだけで楽しめると思うので。

 

正直、トッププレイヤーの動きの中には「頭では分かってるけど、真似できねーよ!」というものがある。でも、そういうプレイを見ながらコツコツ練習したりするのも結構楽しい。練習や成長意欲などのモチベについては各々のスタイルによるので一概に言えないですが。

 

また、ミカドには17年ぶりに開催された「エアガイツ第二次世界大会」の立役者の滝さんや、エアガイツ仮面(複数おり、エアガイツプレイヤー誰もがエアガイツ仮面なのだという説も)たちがいるので、かなり環境的に恵まれている。

 エアガイツ第二次世界大会 EHRGEIZ WORLD WAR2 - YouTube

「格ゲー初めてです!何もわかりません!」みたいな人でもすぐにうまくなるのに十分な環境だし、「とりあえず触ってみたい」という人にもやはり無料対戦会はオススメだ(何より無料ですし)。

 

エアガイツにはドラマがある

 最後に「なんで皆今さらそんな昔のゲームにハマってんだよ?」という尤もな疑問について。

 

私自身、子供の頃に田舎でエアガイツをちょろっと触って以来で、16年ぶりくらいにミカドで滝さんが開催する無料対戦会でたまたまエアガイツに再会した。 

 

ほんとに偶然以外の何ものでもなく、最初は3人くらいが対戦しているのを遠巻きに見学して周りをウロウロしていた。

 

それから、子供の頃に遊んだ懐かしさや、「無料だしちょっとやってみるか」という気持ちが強くなり、対戦会に参加してみた。

 

滝さんはその頃、自作の基本操作表などを作成・印刷して初心者に配っており、エアガイツ仮面たちも「最初はこの操作を覚えるといい」「まずはこのキャラのこの技をマスターしていこう」と、完全な素人にもわかりやすく段階的に教えてくれた。

 

そんな地道で丁寧な布教活動を経て徐々に参加者が増えていき、開始当初は1人だった参加者は多いときで10人を超え、ネイキッドロフトで第二次世界大会という大きなイベントを開催するに至った。その裏側の全貌は以下の記事に詳しい。

 

1000人が見守った?:伝説の格ゲー「エアガイツ」の世界大会(17年ぶり2回目)が開催! 全国から猛者集結 (1/4) - ねとらぼ

 

そして、世界大会でのエアガイツ仮面(東)の優勝、「ゲームバランスを崩すか?」と物議を醸したバグ技の発覚、「バグ技があっても関係ない。まだまだエアガイツは研究のしがいがあり楽しめる」というエアガイツァーたちの前向きさとゲーム自体の奥深さ。

 

ゲームのバグ技問題:現役プレイヤーに聞く、“エアガイツ騒動”の真実 (1/3) - ITmedia PC USER

 

目の前でいろんなドラマが起こった。20世紀にエアガイツを世に送り出したドリームファクトリーは予想もしてなかっただろう、いろんな出来事が。

 

エアガイツに限らないが、ゲーセンにはドラマがある。しばらくゲーセンから遠ざかっていたという人も、一度この独特な世界を覗いてみてはどうだろうか。