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裏うぉっちング!!!

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【ネタバレあり】映画「リアル鬼ごっこ」、原作ガン無視の園子温ワールドに「マッドマックス」も真っ青

映画 アイドル

トリンドル玲奈篠田麻里子真野恵里菜がトリプルヒロインを務めた映画「リアル鬼ごっこ」をさっそく見てきました。主に篠田麻里子を見に行ったのですが、なんだか私が知ってる篠田麻里子とちょっと違う…となり、微妙な感じに。

 

ですが、当初の目的とまったく異なるラビットパンチの衝撃を斜め上の方向から食らい、これはこれでエンターテインメントとしては有りなのではないかとニヤニヤしながら映画館を後にしたのでした。

 

ddnavi.com

 

というのも、映画を見始めてびっくらこいたのが、原作ガン無視の別作品になっていたということ。

 

おいこれ、原作読んでないだろ!!いいぞ、もっとやれ!!!

 

リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)

リアル鬼ごっこ (幻冬舎文庫)

 

 

と思いながらぐぐっていると、上の記事で園子温監督のコメントが。

リアル鬼ごっこ」というタイトルそのものにインスパイアされ、原作をあえて読まず、前からやりたかったこと、企画が結実しなかった作品のプロットをいくつも導入し、一から脚本を書きました。

やっぱり読んでませんでした。

 

もはやタイトルも変えてよかったのではと思えるほどで、一言で言うなら「園子温が合法的に人の原作を悪魔改造しちゃったエログロおバカ映画」(褒め言葉)という感じです。

 

マッドマックス」が世間の話題をかっさらっているわけですが、同じくらい超絶頭悪い映画(繰り返すけど褒め言葉)として、頭からっぽにしてゲラゲラ笑いながら楽しむものかと思います。

 

まずババッとあらすじを紹介しますと、
JKのミツコ役・トリンドル玲奈→花嫁のケイコ役・篠田麻里子→学生ランナー役・真野恵里菜の順でマラソンのごとく主人公のバトンタッチリレーが行われます。で、各ヒロインは訳が分からないままそれぞれの世界に登場する人物たちに命を狙われていくので、ひたすら逃げ回ります。

で、その世界観がこれまた非常にシュールで。ミツコの世界で吹く風は人を真っ二つに切り裂くほどの威力で、修学旅行中のバスにのっていたミツコ以外の乗客全員が風によってバスごと首チョンパされます。
いきなり見知らぬ女子校にワープしたかと思うと、今度はそこの女教師たちがマシンガンを持ってJKたちを殺しまくるという超シュールな展開で、とにかく血がドバドバ飛んで人間たちはバラッバラになります。

女子校に登場するキャラで「シュール」というなんともいえない名前の子がいて、「世の中はシュールなんだ!」みたいなメタセリフを吐いたところで既視感を覚えたのですが、「マジすか学園」でした。そのキャラの特徴を表わすキャラ名を与えて、それにそった演技をさせる。まぁ、作品通してすべてがシュールだよってメッセージを序盤でもう言っちゃおう的な。

で、さくっとネタバレすると、これ全部ゲームの中のお話で、このゲームをレトロなテレビとアーケードスティックでぐりぐり遊んでるジジイキャラ(特殊メイクを施した斎藤工)がいて、そのジジイのところにミツコがいかに辿りつくかっていう、ループものの典型みたいな内容でした。

どのヒロインの世界でも共通して出てくる友人Aがいて、ループものでいうところの「神の視点」を持つAが「ここじゃない別の世界にたどりつけ!」と主人公に語りかけるのですが、最終的にこのAの両腕から赤と青の導線が伸びてくるんですよ。
え、これ赤と青どっちか選べ的なヤツ?と思ったら、「これを思いっきり引っ張って、私を引き裂けば正しい世界にたどり着ける!」って。え?いやいや、もう劇場の中でもプークスが漏れる勢いでしたよ。

ヒロインは泣きながら友人Aを真っ二つに引き裂き、見事すべての元凶であるジジイのもとにたどりついて、「もうお前の思い通りにはならねえええ!」とばかりに自害してめでたしめでたし…。

という、ツッコミどころと笑いどころが混在しすぎてどこからため息をつけばいいのか分からない展開でしたが、ジジイの世界線にたどり着くまではモブ含めて全キャスト女性なんですよ。これがまた異様な光景で、なんとなく危うい雰囲気をカモしつつ、ジジイのいる世界では今度は男しかいないという、これまたアッー!!な雰囲気で、何を表現しようとしているのか分からない感じがまた乙でした。

で、最後ジジイとミツコが対峙したところで、白ブリーフパンイチの斎藤工(高校生)が登場するんですよ。つまり、ジジイの工と高校生の工が同時に登場するっていう。劇場には10代の学生もたくさん来ているわけで、近くにいるJKから「キモー」ってリアルに声が挙がるくらい謎展開でしたね。とにかくこの作品、映画は静かに見るというマナーを守らせてたまるかとばかりに、観客が思わず口を開いてしまう超展開の連続で。


3D IMAXマッドマックスは超絶面白かったし、金曜ロードショーのおおかみこども非常に良かった。今度は「バケモノの子」か、ほとぼりが冷めてきたであろう「ラブライブ!」あたりでも見に行こうかと思った矢先に、コレですよ。もうこれ見た後に感動とか無理ですし、これ1本でお腹いっぱいになります。


バケモノの子→リアル鬼ごっこの順で見てしまうと、Fateとプラスティックメモリーズの最終回の余韻をうたプリ最終回で全部吹き飛ばされたときのような感覚に陥ることでしょう。


と、散々好き勝手書いてきましたが、最後は不思議と「イイハナシダナー」と思える後味の良さがあります。これまでと違うトリンドル玲奈さんの新しい魅力というのは良く分かりませんでした。