裏うぉっちング!!!

理屈っぽいです

神様にはなりたくない、大変そうだから 映画「ザ・プレイス 運命の交差点」ネタバレ感想など

前回のエントリに続き、またまたスピリチュアルっぽい話になっているが、今回は最近見た映画と、プレイを始めたゲームの話。両方に共通するのは「神様の視点」だ。

 

神様は大変だ。たくさんの人から都合よく願いごとをされまくるし、世の中を俯瞰できても面倒は見切れないし。神様が人間のような姿で、しかも中年のおっさんだったら疲れ切って枯れた顔をしているんだろうな・・・なんて思ってしまうのは、映画「ザ・プレイス 運命の交差点」を見たからだ。面白かった。世の中を諦めてるようで、最後はささやかな優しさに包まれて前向きな気持ちになれてちょっぴり笑えるという、不思議な映画だった。

以下、ネタバレあり。

theplace-movie.com

 

www.youtube.com

 

神様体験その1:映画「ザ・プレイス 運命の交差点」

主人公の謎の男は、カフェの奥に昼夜とわず、ずっと座っている。男のもとには、人生に迷った男女9人がひっきりなしに訪ねてきて、それぞれの願いや欲望を相談する。それらを叶えるには、男が告げる行為を実行しないといけない。

例えば、こんな感じだ。

・「美人になりたい」女性→強盗をせよ

・夫の関心をひきたい婦人→別のカップルを破局させろ

・がんの病から息子を救いたい父親→幼い少女を殺せ

・視力を取り戻したい男性→女を犯せ

・神の存在を再び信じたい修道女→妊娠せよ

アルツハイマーの夫を救いたい老女→人の多く集まる場所に爆弾をしかけろ

 

なかなかの無理難題だ。ここには「人は願望が叶うとわかったらどこまでできるのか?」「誰かの願いを叶えることは、誰かを不幸にすることにつながる可能性がある」といったテーマがある。全ての願望には他人の運命が代償になる。やがて、9人の相談者たちの運命が交差していくーーというストーリー展開になるので、ゲームの「街」や「428」が好きな人にはおすすめしたい。

 

謎の男はあくまで謎の男で、神様とは明示されていない。ただ、この男は大変疲れた顔をしており、淡々と相談をこなしていたが、最後にはもうこんな役回りはやめたいとポツリと弱音を吐く。そして、最後の最後に男が思わずキョトンとしてしまうような、まさかの事態が起きる。なかなかのキョトン顔で笑った。とある相談者の、破滅的なのだけど前向きな選択。それを男がどう受け止めるのかがこの作品の見所の1つだろう。

神様体験その2:ドワンゴの「人工生命」観察ゲーム

もう一つ神様の大変さを感じたのは、ドワンゴの人工生命観察プロジェクト「ARTILIFE」をプレイしたからだ。人類には早すぎたのか、残念ながら6月にサービスを終了する。現在、猛烈にいろいろなものを終了しているドワンゴだが、超会議は来年も開催されるようだ。

www.itmedia.co.jp

これは、仮想空間内で、AI(人工知能)を備え自律的に動く“人工生命”を観察・育成するゲームだ。それぞれの積み木みたいな個体がニューラルネットワークを備えており、自律的な学習を行い、環境や状況に適応しながら増殖・進化していく。開発者いわく、「蟻の観察」だ。

artilife

人工生命を観察

神の視点を持つプレイヤーができることは、餌を上げたり、モノを置いたり、地形を変えたりといった最低限の介入のみで、個体同士の配合をしたりもできる。

個体の寿命は短く、それぞれ10分程度で死んで、また新しい個体が生まれる。餌を与えてかわいがろうと思っても、全ての個体に目を光らせるのは無理で、神様めっちゃ大変じゃんと思う。全ての個体に平等に、は無理だ。それに、餌を与えて甘やかし過ぎるとその個体は何もできずニートになってしまうらしいので、強い個体として増殖させるためには適度な距離感が必要なのかもしれない。

いまは単なる球体だが、これがもっとリッチなグラフィックで人間のような見た目になったら、人間観察そのものになる。それぞれが学習して、寿命があって、甘やかし過ぎると自活できなくて死んだりする。そう考えるとなかなか恐ろしいゲームだが、現実世界に生きる人間たちも、みな似たような個体(ゲーム内では球体のサイズや関節の数、力、生きる目的などがそれぞれ異なる)なのだと思える。

 

映画とゲームを通して神の視点を体験したGW。しかし、神様もなかなか大変なのだ。

漫画家の「キャラが勝手に動く」という表現と、「やがて君になる」7巻あとがきについて

たまに漫画家さんで「キャラクターが勝手に動き出すんです」と表現する人がいる。それは「ここではないどこかの世界で起きた出来事を、作家が受信して描いている」というのが今回言いたいことだ。何を言っているか分からないと思うが、私も分からないのでとりあえずこのまま進めたい。

 

 

最近この手の話をすることが度々あったので、備忘録として。「やがて君になる」7巻が発売されたが、そのあとがき漫画で仲谷鳰先生がこんなことを描いている。

 

yagatekimininaru

やがて君になる7巻あとがきより

仲谷先生は、どこかにある「やが君」の世界の様子を観察して、そこで起きたことを正しく伝達している観察者なのだ。イデア古代ギリシア哲学者のプラトンが説いた学説だ。イデア界は「物事の本来あるべき理想の世界」で、われわれ人間はイデアの影として世界や対象を認識しているらしい。花には花のイデアが、机には机のイデアがあり、イデア界の影として、花や机を認識しているだけだと。

 

仲谷先生は「スピリチュアルか?」と登場人物の鳩にツッコませているが、実は最近会社の飲み会でも似たような話になった。漫画に限らず、時代や文化にとらわれない普遍的なテーマを扱う作品は、作家の中から湧き出たテーマではなく、現実世界とは違う別世界から受け取った電波を受信して創作しているという説。その場合、作家は単なる伝送路に過ぎないが、伝送路になるには才能や努力が必要で、優れたクリエイターは電波を受信するために絶え間ない努力をしているのだ、みたいな話になった。表現するのが必ずしもその人である必要はないが、誰もが受信できるわけでもない。「キャラが勝手に動くんですよ」みたいな作家の発言も、こう考えると納得できる。作家自身は、あくまで電波を受信してるだけだからだ。画家、アーティスト、フロー体験(ゾーンに入る)をしているトップアスリートなんかも似たようなものかもしれない。

 

さらに遡ると、大学の飲み会でもイデアの話になった。指導教官の専門がヨーロッパ史なので、ソクラテスプラトンアリストテレスと順に講義で学んだのだ。私は大学に入るまで認識中心主義の考え方で、自分に認識できない世界は存在しないと思っていたし、存在していても意味がないと思っていた。だから、宇宙にロマンを感じるとか、壮大なSFの話とかが昔は全く理解できなかったし、幽霊なんかも信じていなかった。遠い未来の話よりは、歴史小説の方がまだ身近に感じる。自分で体験したわけではないが、SFよりは現実味があるからだ。

 

小さい頃から漫画やアニメやゲームに触れて、パラレルワールドやマルチエンディングといった「可能世界」の考え方には慣れていたはずなのに、決定的に想像力がなかった。ちなみにいまも想像力はない。だから本を読んでいるところがある。

 

イデアの話に戻る。指導教官は、講義の説明だけでは腑に落ちなかった私に飲みの席でイデアについてかなり熱っぽく説明してくれた。リアリスト半分、ロマンチスト半分という感じの人だったが、スピリチュアルな話が結構好きで、「いま君の目の前にある机も椅子も酒も、イデアの影かもしれない」と言った。「やが君」のあとがき漫画を読んで、こうした一連の出来事がガーッと蘇ってきた。

 

ここまでしてきたような話は、ロマンチストな人が好きな話だと思う。いまある現実とは違う、全く違う世界がいくつも存在しているというような話。で、大学でイデアの話とかを聞いたりしながら、いまでは宇宙ものやSFにもロマンを感じるようになったわけで、そういう意味では私も少しロマンチストになったのかもしれない。幽霊についてはいまもそこまで信じていないが、社会人になってから飲み屋で知り合った人たちに霊感がものすごい強い人たちがいて、そのときは霊の話でめちゃくちゃ盛り上がった。

 

何とそのときに「悪い気が流れているから絶対に行きたくない場所」として紹介された場所に、私は仕事で行かなければいけなくなった。霊は信じていないものの、私は「何となくその場所には行けない」という理由で、別の同僚に行ってもらった。昔の私だったら考えられない話だが、自分が少しずつ変わっていくような感覚は決して悪いものではない。

 

最近は本を読んだり音楽を聴きながら、別世界へ入り込むことも多くなった。もともとノンフィクションが好きだったが、遠い世界の話を好むようにもなった。少しは想像力がついたのだろうか。例えば、「夏への扉」なんかは10代に読んでもよく味わえなかったと思う。なんだか、最近読むSF小説は中年おじさんの悲哀とか孤独みたいなものが多い気もする。感覚的には萌えに近いかもしれない。ポール・オースターなんかも、めちゃくちゃ孤独で寂しいです。でも優しい。よくよく考えてみると、単に現実逃避能力がアップしただけかもしれないと思うGW最終日である。

 

夏への扉

夏への扉

 

 

最近読んだ本(投資、事件、お笑い、思想など)

GWは読書の季節・・・ということで、2019年に読んで印象深かった本を簡単にまとめてみる。相変わらずジャンルはバラバラで、GW中は仕事に全く関係ない小説とか古典とか読んでみたい。

 

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学(cis)

 

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

 

 有名トレーダーcisさんの投資哲学本。この本を読んで投資の参考にするというよりは、「230億円稼いだ人の自伝」として楽しめばよいのかなと思う。ポーカー好きとして知られていて、アキバにプロデューサー兼オーナーとしてカジノクエストという店舗も構えていたりする。

結婚相手を2ちゃんねるで募集したり(そして結婚)、ソシャゲに9000万円課金したりと、普通ではなかなか体験できない半生が綴られていて、こんな人生もあるのだなぁという読み物として楽しめた。トレーダーは1日中パソコンの前にいないといけないイメージだったが、cisさんの場合はもう午前中だけとか、体力面などを考えて時間を決めているのだとか。やっぱ、ずっと画面にかじりついてるのはつらいよなぁ。

 

ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来

 ダイヤモンド社の編集者による、IT立国エストニアの取材記。孫泰蔵氏の会社も協力しており、電子政府化が進むエストニアで何が起きているのかを丹念に取材している。言語の壁もある中で、エストニアという国の文化や歴史的背景も踏まえた上でテクノロジー事情について網羅的にまとめていてすごいなと思った。エストニアのIT事情がよくわかる本。

クズころがし

クズころがし

クズころがし

 

 

 ドランクドラゴン鈴木拓氏の処世術本。クサり芸のイメージを残しつつも、人との付き合い方や世渡り方法についてごく真面目に書かれていて説得力もある。はねトビでゴールデンに出ていた時や、一人で売れていく相方を見ているときに何を考えていたかなども赤裸々に綴られている。どこか達観しているようで、別にあきらめているわけでもない感じで、淡々とした文章。人に言われたことを真正面から受け止めないとか、そういうことが具体例とともに書いてある。

人付き合いに悩んでる人とか、いま置かれている環境に納得できない人とかにおすすめです。

 

世にも奇妙なニッポンのお笑い

 オーストラリア出身のお笑い芸人チャド・マレーン氏の自伝的な内容。なぜ日本のお笑いに興味を持ったのか、日本と外国でお笑い観はどう違うか、映画の翻訳の仕事などを通して感じたことなど、チャド氏ならではの視点で語られていて面白い。アメリカで漫才をするときの字幕や演出をどうアレンジするかとか、すごく大変なんだなぁと。

消された一家 北九州・連続監禁殺人事件

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―(新潮文庫)

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―(新潮文庫)

 

 ウシジマくんの「洗脳くん」の元ネタでもある一家連続殺人事件。監禁中は食事排泄制限や通電による虐待などが行われ、こんなに凄惨な事件が起こりうるのかと驚かされる。当時はまだDVなどの概念があまり浸透しておらず、著者が裁判関係者にDVに関する資料を提出したことで裁判の方向性も変わっていく。

ウシジマくんを見ながら、なぜ外出を許されているのにそのまま警察なりに逃げないのだろうと不思議だったが、肉体的にも精神的にも支配されると、そもそも逃げるという発想にならないようだ。読むだけでかなり体力がいる一冊だった。

 

小休止のすすめ

 芸能活動を休止していた期間があるヒロミさんと、サイバーエージェント藤田社長のコラム。ヒロミさんがいろんなお題でコラムを書き、それに対して藤田社長がコラムで応答する構成。ヒロミさんは若手IT社長と遊び仲間らしく、そういうプライベートな裏話も面白かったり。長く最前線で続けていくためには小休止が必要というテーマだけど、二人とも全然休んでいないのでは疑惑も。

 

ゆるく考える

ゆるく考える

ゆるく考える

 

 批評家で思想家で小説家である東浩紀氏による過去のエッセイ集。時系列ではなく、身近な話題を扱った最近のコラムに始まり、ゼロアカや思想地図などゼロ年代批評の話など、いろんな顔を持つ著者の仕事を”ゆるく”振り返れる内容になっている。ゼロ年代のネット・IT論はいま読んでも十分通じるものだと思う。

「ミルキィホームズ ファイナルライブ Q.E.D.」に行ってきた

1月28日に「ミルキィホームズ ファイナルライブ Q.E.D.」が武道館でありました。「正解は1つ!じゃない‼」と肝に銘じながら仕事をこなし、武道館のある九段下へ。

 

私はあのぶっ飛んだ(?)アニメがきっかけでミルキィホームズを知りましたが、中の人たちがグダグダおしゃべりするゆるい深夜番組「みるみるミルキィ」も毎週楽しみでした。

 

初期シリーズはパロディー何でもありの突き抜けたギャグアニメで、スタッフはプリパラなどでおなじみの森脇真琴監督、ふでやすかずゆきさんコンビなど。ちなみにプリパラ声優のi☆Risもファイナルライブを鑑賞していたようです。

 

いまでこそ4人とも人気声優ですが、ミルキィは声優デビューするきっかけになった作品。後述しますが、ライブのラストでは当時を振り返る手紙を読みながら4人が涙する場面もありました。

 

私自身もいろいろ思い出があります。
寒空のもと、深夜に中野坂上近くを自転車で走っていたらミルキィホームズ年末特番のロケに遭遇したのです。ロケ用のまぶしいライト、原色の衣装、一般人とは声質の異なる独特の声、すぐ気づきました。
寒いのに大変だな…と思いつつ後日みるみるミルキィのオンエアを見たら、そこからリムジンに乗ってシャンパン飲みながら中野坂上にある響のスタジオに向かうという斜め上な展開でした。
あと、1回だけ夏コミに行ったのもミルキィグッズを買うためでした。シールと下敷きという小学生みたいな買い物でしたが。

 

前置きが長くなりましたが、武道館ライブの話です。普段ライブとか全然行かないので驚いたのですが、九段下の駅をおりた瞬間に「チケット譲ってください」という紙を持った人が何人も立ってました。ダフ屋もいました、ほんとにいるんだなと。

作詞家の畑亜貴さんなどいろんな人から花が届いていました。武道館はMay'n姐さんのライブ以来2度目で、2階席の最前列はいつも危なそうだなと思ってしまいます。

会場が暗くなるとサイリウムが光るのですが、とある一角だけサイリウムが光らず、年配の方も見られたので、恐らく関係者席(親族)なのでしょう。意外と会場のお客さんってよく見えるんだなと思いました。

 

4人が登場して「正解はひとつ!じゃない!!」が流れると文字通り武道館が揺れました。サイリウムの色も目まぐるしく変わっていきます。ソロパートで徳井さんが空を飛んだり、妹分のフェザーズが登場したり、唯一の男性キャストである森嶋さん、アルセーヌ役の明坂聡美さんなど続々登場します。

そして、明智小衣役の南條愛乃さんが出てくると会場もさらに盛り上がり…初めて南條さん見ましたがカリスマ感がすごいですね(小並)。パフォーマンスに見入ってしまいました。

南條さんはフリートークも面白い。シャロと心衣の設定が公になってない時期に、イベントでみもりんに向かって「お前こっちくんなよ」的な発言をしたら不仲説を囁かれたという笑い話を披露していました。

 

講演は全部で3時間だったのですが、アンコールから1時間近くあったのにも驚きました。当たり前なのかもしれませんが、驚いてばっかですね。歌ったのは全32曲。

最後は4人が10年の活動を振り返りながら手紙を読み上げました。
東北から上京してミルキィのオーディションを受けた未来さん。
ミュージカルなら慣れない声優の道に進み、始球式や地方の家電店などアウェイな営業も頑張ってこなしたみもりん。
ミルキィで声優の道に進み、キレキレの頭とトーク力でみんなを引っ張ってきたお父さんポジ(?)の徳井さん。
そしてなぜか古風な巻物を取り出して思い出を語り始める自他共に認めるクレイジーさを発揮した橘田さん。
「毎回やってたらキリないね」とツッコミながらも、誰かが手紙を読み上げるたびに抱きしめ合う4人は、最後に帽子をステージに置く山口百恵的なスタイルで去っていきました。(後からまた出てくるのですが)

濃い3時間でした。ミルキィホームズは解散しますが、また何かのタイミングでイベントなりライブなりあればよいなぁと思ってしまいます。
皆さんおつかれさまでした。

 

勢いで昔の本見つけて買っちゃいました。

f:id:atpage:20190202191550j:plain


 

 

 

2018年の面白かった本

2018年もKindleで読書してました。しかし、プログラミング本やアカデミックな本、ムックなど紙しかないものはもちろん紙で。紙の小説はなかなか持ち運びが難儀で読破できていなかったりします。

 

では2018年に読んで面白かった本を振り返ります。

 

CONTINUE SPECIAL ゲームセンターCX

 ゲームセンターCX、もう15周年ですよ。そりゃ有野課長も老眼鏡をかけますよね。有野課長がひたすらレトロゲームに挑戦するという番組ですが、いまやファミコンゲーはやりつくし、PSもやったりしてます。

有野課長やスタッフ、中村悠一さん、バカリズムインタビューなど、GCCXファンは読んでおくべき一冊です。

ITmediaで連載を持っているサダタローさんも漫画を寄稿されています。

最近も地上波で放送がありましたが、何度見ても面白い。いまどきのYouTubeであるようなうまいプレイヤーによるゲーム実況の真逆をいく構成ですが、ゲーム実況の先駆けともいえる番組です。

番組の作家である岐部さんが書いた本も、番組の立ち上げから、奇跡の生放送の舞台裏などがわかり、とても面白かったです。ちなみに深夜番組の「勇者ああああ」も岐部さんが関わっています。

CONTINUE SPECIAL ゲームセンターCX

CONTINUE SPECIAL ゲームセンターCX

 

 

 

ゲームセンターCX 作家岐部の挑戦

ゲームセンターCX 作家岐部の挑戦

 

 

www.itmedia.co.jp

 

粘膜黙示録

 「抱腹絶倒」とはまさにこのことでした。独特の作風で知られるホラー作家 飴村 行さんの半生を描いたエッセイ。逆恨み全開です。派遣工時代の工員の話が面白すぎます。本当に現代の話ですか?と言いたくなるほど、ヤバイ話ばかりです。どこまで本当なのかわかりませんが、どれも本当なのでしょう。語彙力と表現力がすごい。

粘膜黙示録 (文春文庫)

粘膜黙示録 (文春文庫)

 

 

金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿

原作をベースに、犯人たちの視点に立ってコミカルに事件の裏側を描いていきます。イラストは原作そのものですが、別の作者によるギャグ漫画です。

犯人視点で話が進むので、メインストーリーははしょられてます。なので、原作をもう一度見返したくなります。私もNETFLIXでアニメを見直してしまいました。

これだけ原作に貢献できる仕立てのスピンオフも珍しいのではないでしょうか。

 

一発屋芸人

 2018年はお笑い芸人の書いた本をたくさん読みました。「天才はあきらめた」「ナナメの夕暮れ」「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」「復活力」など、他にもなぜか読みまくってしまいました。

そして、お笑いライブを何度か見に行ったのですが、そのきっかけの1つとなったのがこの本。一発屋芸人から見た、一発屋芸人評。何となくテレビで見ているだけではわからない一発屋芸人たちの魅力が真正面から書かれていました。

ダメなところはダメで、面白いところは面白い、と率直に書かれています。

ここで「とにかく明るい安村」がとにかく高く評価されており、気になって劇場まで見に行きましたが、確かに面白かった。しかも、短いスパンでも毎回新ネタ。テレビに出ている売れっ子たちは新ネタを用意できず、ネタの使いまわしも目立ちます。

そして何より、劇場ならではの空気感、例えばお客さんのいじりや発声など、現場にいないとわからない雰囲気があります。新しいお笑いの見方を提示してくれた一冊でした。

一発屋芸人列伝

一発屋芸人列伝

 

 

夏への扉

古典的SFの名作、実は存在を知らず薦められて読んだら面白かった。

ジンジャーエールを飲む猫の話…ではなく、仕事仲間や恋人に裏切られたエンジニアがタイムトラベルを繰り返していく──という話です。青春小説、なのかなぁ。ちょっと復習譚っぽいところもありつつ。一気に読めます。もつべきものは友達でも恋人でもなく、猫なのでしょうか。

そして、同じく薦められていた「虎よ!虎よ!」(こちらは完全に巌窟王的な復習譚)や「リヴァイアサン」は読了できておらず。 Kindle化希望。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

あとは仕事用にAIやRPAの本は結構読みました。 

企業のAI活用の基本と具体的なイメージは「機械脳の時代」で、仮想通貨(暗号資産)の世界で何が起きていたかは「デジタル・ゴールド」、ダークウェブについては「闇ウェブ」などを参考にしました。

 

機械脳の時代―――データサイエンスは戦略・組織・仕事をどう変えるのか?

機械脳の時代―――データサイエンスは戦略・組織・仕事をどう変えるのか?

 

 

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

 

  

闇ウェブ (文春新書)

闇ウェブ (文春新書)

 

 

今年は小説をあまり読めなかったので、来年は小説も読みたい。

特に気になっているのは藤井太洋さんの本。まずは、お薦めされている仮想通貨による地下経済圏に生きる若者たちの社会を描いた「アンダーグラウンド・マーケット」から。他の作品もあらすじだけで興味が惹かれます。

アンダーグラウンド・マーケット (朝日文庫)

アンダーグラウンド・マーケット (朝日文庫)

 

 

と言いながら、既にノンフィクション系の本を毎日ポチポチしてしまい…。

読めるかな。

2018年の面白かったゲーム

2018年もいろんなゲームをしました。

総プレイ時間で言うと、おそらく「鉄拳7」を一番やったと思います。

格ゲーではいろんなキャラを使うのですが、アリサ、キング、ブライアン、ポール、ロウなどを使ってます。

 

f:id:atpage:20181229203259p:plain

鉄拳7 | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

そして、ファミ通でゲーム業界人が選ぶ今年のゲームとして選ばれた「スパイダーマン」や、キムタクが如くこと「ジャッジアイズ」は未プレイ。やらねば。

 

では2018年に遊んだゲームで面白かったものを振り返ります。

Detroit: Become Human

夏にPS Storeでセールをやっていたので購入。シリアルでハードな世界観、プレイヤーの選択でいくつも分岐する骨太なシナリオと、遊びつくすのには時間がかかりますが、とても奥深いストーリーです。

面白かったのでコラムとして記事化もしました。初見プレイでは、どのルートも救われない終わり方をしてしまいました…。長く遊べます。

www.itmedia.co.jp

 

 

ウォッチドッグス2

アメリカのシリコンバレー周辺を舞台にしたオープンワールド型アクションゲームで、主人公は若い黒人ハッカーです。通行人の携帯電話をハッキングして銀行口座からお金を送金させたり、人の車やバイクをハッキングしてジャックすることも可能。しかし、悪いことをすると地獄の果てまで警察が追いかけてくるので、自然と品行方正な一市民として振る舞うようになりました。

自由度が高く、主人公の服を着せ替えたりでき、細かいやりこみ要素が楽しかったです。最後の最後でバグが起きてエンディングは見れてません。つらい。

www.ubisoft.co.jp

 

 

テクテクテクテク

ドワンゴが送る位置情報ゲーム。中村光一さんがプロデューサーで、ドラクエっぽさというか、RPG要素が満載なのでゲーマー向けな印象です。ひたすら地図を塗っていくというシンプルなコンセプトが良い。速度制限がないので、新幹線塗りがいまから楽しみです。

こちらもコラム的な記事を書きました。

www.itmedia.co.jp

 

ロックマン11

久々のロックマン。かわいいイラストで返ってきました。特殊武器や装備に加え、パワーギアとスピードギアという特殊機能があり、攻撃力やスピードが上がったりするのが特徴。キャラが3Dでグラフィックがきれいです。

ロックマンロックマン8、ロックマンバトル&チェイスなどにハマっていましたが、カーレースまた復活しないかなぁ。ちなみにロックマンX全シリーズの復刻版もPS4で出ているので、そちらも購入しました。Xシリーズはハードコアな世界観で、かなりシリアスです。ロックマン熱が高まっています。

www.capcom.co.jp

 

ロックマン11 運命の歯車!! - PS4

ロックマン11 運命の歯車!! - PS4

 

 

スバラシティ

最近薦められて始めました。同じ色のブロックをつなげて街を作り、人口を増やす落ちゲーパズルです。時間制限はなく、気づくと1時間くらいやっていることもあります。スイッチとスマホゲーがあり、私はスマホで楽しんでいます。市長ポイントを使って街を消すと、人口も減っていく。不思議な世界観のゲームです。高得点を目指すには「読み」が重要になります。

flyhighworks.heteml.jp

 

他にもお薦めされている「ヒットマン2」や「北斗が如く」「ダークソウル3」もやりたい。積みゲーが増えてます。ヒットマン2は文字通りゴルゴ31的なゲームですが、街をよく観察するとターゲットや通行人たちの人間ドラマが見えてくるという奥深さがあるそうです。目的を達成するための方法に選択肢があるのはうれしい。 

 

2018年にやった仕事(執筆&編集記事)

2018年もIT業界はいろいろなニュースが駆けめぐり、あっという間に終わりました。例年落ち着く12月もPayPay祭りで慌ただしかった印象です。時代の移り変わりが年々早まっている感があるので、記録を残していきたい。

 

私はAI、海賊版サイト、eスポーツなどを中心に記事を執筆・編集し、特に個人的にデータ分析を学ぶために統計学やプログラミング、数学の勉強を始めるなど少し変化のあった1年でした。こっちの話についてもちょくちょくまとめたい。2019年も引き続きAIを勉強します。

 

f:id:atpage:20181229185812j:plain

では一部ですが、2018年振り返ってみます。

 

目次

 

海賊版サイト問題

ブロッキングの問題などもあり、漫画やアニメの海賊版サイトの問題が大きく取り上げられました。私は漫画家の赤松健先生へのインタビュー、森田崇先生主催のイベント取材、定額アダルト読み放題サービスKomiflo社へのインタビューなどをしました。

内閣府知的財産戦略推進事務局のタスクフォースにも何度か出席したのですが、そちらはアウトプットできておらず。

ちなみに私が自分のお小遣いで初めて買った漫画が「ラブひな」で、それを赤松先生に伝えられて良かったなと。ウブな小学生は母親に「ラブひな買って」とは言えませんでした、という話です。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

 

漫画といえば、私が編集担当をしているサダタローさんの新漫画連載も始まりました。「最新のIT製品やサービスを使って楽しく仕事をさぼろう」がコンセプトの漫画です。漫画の中では厳しい編集担当M氏として活動しています。後任の担当K氏に引き継いだ「サダタローの『シェアさせていただきます!』」も好評連載中です。

www.itmedia.co.jp


www.itmedia.co.jp

AI(人工知能

今年はAI関連のインタビュー記事の他、外部ライターの方の新連載も増え、AIについて考える時間が多かったです。自分が執筆したものだと、麻雀AIや人狼AIなど自身の趣味に結びついたものもありました。また編集担当として、田原総一郎さん、松尾豊先生などにお会いでき、本当に勉強になった1年でした。

AI・人工知能という言葉は明確な定義がなく捉え所がないように思えますが、「企業のAI活用」となると、ある程度範囲は限られてきます。

企業のAI活用を促進していくことや、ディープラーニングの可能性などを提示する活動を来年も続けていきます。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

 

eスポーツ

2月に日本eスポーツ連合JeSU)が設立されてからeスポーツの報道が急増し、日本でも賞金付き大会がいくつも開催され、プロスポーツリーグも続々立ち上がっています。「eスポーツ」という言葉については賛否両論ありますが、プレイヤーが置いてけぼりにならない形で、ゲーム文化や市場が発展していくとよいなぁと思います。テレビ番組でもゲーム番組が増えましたね。個人的にはうれしいです。

大会に出れるレベルではないですが、最近は「鉄拳7」をちょくちょくやっているので、だれか対戦しましょう。エアガイツもね。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

 

あとは、バーチャルYouTuberVTuber)ブームも今年火がつきましたね。バーチャルつながりで言えば、VRゲームは本当にたくさん体験しました。VR未体験の友人に会うたびに「1度は絶対体験したほうがいい」と言って回っていた気がします。

ドラクエVRはとても楽しかったですし、「Oculus GO」もなかなか画期的でした。釣りが好きなので”釣り記事”を書いたりしました。そしてHTC Viveでバーチャルキャストをしたのも楽しかった。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

 

総務省に行って、「技適マーク」について尋ねたのも今年。啓蒙ポスターのモデルはまさかのデーモン閣下。悪魔のパワーで違法な電波を滅します(たぶん)。

www.itmedia.co.jp

 

来年もAI、海賊版サイト、eスポーツは動きがありそうです。

仮想通貨、ブロックチェーンVRなどいろいろありますが、引き続き追っていきます。